「反吐が出る。」

   
 
キーボード叩いて 難しい漢字出して
文章貼り付けて いい感じ出して
いいじゃないの
なかなか
思ったよりも俺って
うまいことやるじゃないの

 
   
まいったね ちょっとくらい
下手じゃなくなったといっても
あなた
舞い上がっちゃいけませんよ
舞い上がっちゃいけません

 


”・・・反吐が出る。”

 
 
適当に見繕って 風呂敷に詰めて
はみ出しも許して いびつも無視して
だって心地よく個性派なの
ほらほら
見てこの筆のスルドサ
すごいでしょ なかなか
タグイマレでしょ?

 

まいったね ちょっとくらい
下手じゃなくなったといっても
あなた
舞い上がっちゃいけませんよ
舞い上がっちゃいけません

   

 


鼠みたいに産んで たくさん溝に流して
腐臭なんか知らないで
どこかから子供盗ってきたって
溢れだしてくるの
性欲みたいにどんどんと
だから好きなだけ出すんだよ
喜ばれるんだよ その卑猥さがね

 


”・・・反吐が出る。”

   
まいったね ちょっとくらい
下手じゃなくなったといっても
あなた
舞い上がって
舞い上がって
勇気一つを友にした人みたいに
太陽に出会って落ちるつもりですか


目標は
格好をつけることではなく
真実を見つけることなんだから
もうどこにも昇らないで
黙って炎を見すぎて目を潰せ
そこにあるのは無限の暗闇
つまりあなたが還るところさ
みんなが辿り着くところさ
だからいいのだ そこではね
愉快なことに
小説なんかもう
何の役にもたたないんだ

 









 


たかがイエローモンキーが
偉そうにごちゃごちゃ抜かしやがって
ああ自分なんて、ほんとうに・・・

 

”・・・反吐が出る。”




   

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