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桜散るごとく
我々の幸運は散り
花びらの落つるごとく
厄災はふりかかる
花曇りも
吹かれていつか消えてゆく
長続きする不幸もなく
全ては彼のごとく来る
善し悪しの区別はなく
憂し喜しとも後の感のみ
だから
惜しきとも
悲しきとも思わぬが好いや
花が散る散る
それが春



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