(開始時と同じライトの中で)




JR
「――――さて恥かしげもなく自分のことばかり、長く長く話してきましたがご安心を。もうそろそろしまいです。
 私ももう、この世に生まれて一〇年や二〇年ではなくなってきました。若い頃には想像も出来なかったような年齢を年毎に開拓している次第です。
 けれど、今振り返って思うのは『これこれこういうことをしてきた』というようなことではなく、『自分はまだこれだけのことしかやっていない』ということです。
 いけませんねぇ、全く今まで何をしていたのでしょう。いや、ご覧になったとおりのどたばたをしてきたわけなんですが。
 ともかく、私の道にはまだまだ先があるようです。作り、作り、また作り。
 ここから先、さて、どれくらい遠くまで行きますか―――――とくと皆様、ご覧あれ。」

(居ずまいを正し)

JR
「ありがとうございました」




(一礼)
(そのままカーテンコール)
(音楽 IN)






次へ >>