・・ can die ・・










何が欲しいかなどと聞かないで
あなたそのものが欲しいのよ
そんな漫画みたいなの信じられないの?
そうかなあ 本当なんだけど



他に欲しいもの?
んー別に 本当にないのよ欲しいもの
あたしそれほど娯楽も好きじゃないの
チワワもカフェもいらないの
少し甘いもの好きなくらい
土日もぼーっとしているだけなの



昔から? ううん
それは違うわ
こんなわたしでも子供の頃は欲しいものたくさんあった
手に入らないとなると地団駄踏んで泣き喚いた
絵本に描いてあるみたいなcandyを見つけたときの私の眼の輝きと来たら
絵本に登場するお姫様も恥ずかしがるくらいよ
頼んで頼んで頼んで頼んで
やっと買ってもらったそのsweetsを口に含んだら
それはもう宝石を舐めたかのような
虹色の味だったわ



今はそういうもの
なかなかないの
だからあの感覚を思い出すと身悶えする
全身の毛穴が総毛だつような甘いおかし
遠い記憶の味になってしまったけれど
あなたのことを想像すると
あのときの感動がよみがえってくる
寝床の中で大腿がぶるぶる震える
だからあなたが欲しいんだよ



あなたの髪の毛 唇 鼻腔
首筋 動脈 鎖骨 肋骨
下腹 側筋 骨盤 性器
匂い 味  指先 湿り気
全部頂戴 舐めさせて
私にあなたの味を教えて
ぞくぞくしながら食べるから
ぐしゃぐしゃ食べて
ぴちゃぴちゃすすって
満足するまでおとなしくしててくれるといいな
あなたが欲しい あなたが欲しい
あなたが欲しい あなたが欲しい



あの震えを思い出すためにせっせと毎日
整えてある私の寝台へおいで










---EOF-









03.05.29
to be continued


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