コントラコスモス -赤い犬の歌-
ContraCosmos






千の刃が吹きすさぶ
赤い大地を歩きゆく
独り血潮を撒きながら
霧とけぶりてらせんの雲
既に毛先から靡くなり
吾が
魂魄遂に自身の何れを知らず
日々失血の中に目をひらき
佇むばかりなり


赤い犬



  り











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